こんにちは、たねです!
今回は僕が第一志望に落ちてしまった分析を、読者さんの参考になる形でここに記そうと思います。
高校生や浪人生の方はぜひ参考にしてみて下さい。
第一志望は東京大学文科二類で、受験年度は2022年になります。
また今回の内容は東大志望以外の学生の方や、何か目標に向かって努力している方にも参考になると思いますので、
ぜひ最後までご覧下さい!
勉強を作業のように捉えてやっていた
これが一番の原因であり、もっとも苦しめられてきたものです。
僕は当時高校受験に失敗し、大学受験こそは第一志望に絶対に受かってやると意気込んで
休み時間の間や部活帰りの時間なども使って、高1の時からコツコツ勉強していました。
しかし、もっともっと勉強しなきゃという思いが強くなりすぎた結果、
「単語帳や問題集を使って『学ぶ』」のではなく、「単語帳や問題集をとにかく『進める』」ことや「単語帳や問題集を『何時間やる』『終わらせる』」ということが目的になってしまっていました。
勉強というのは『学ぶ』ことが何よりも重要であり本質であるといえます。
つまりどんなに量を積んでも、学ぼうとして取り組んでいない限り成果は薄くなってしまうのです。
実際に当時の僕も、たくさん勉強しているにもかかわらず一向に成績が伸びず、周りにもどんどん抜かされ
高3の夏に「学ぼうとして勉強できていない」ということに気づくまで
ずっと続いてしまっていました。
そこからは順調に成績は伸びていきましたが、2年間以上の間とてももったいない時間を過ごしてしまった代償はとてつもなく大きいものでした。
勉強の本質は『作業』ではなく『学ぶこと』です。
学ぼうとしない限り、あなたがやったその勉強は何の意味も持ちません。
目標がすり替わっていないか、あくまで『学ぶ』ことを意識して勉強を進められているか、
時々振り返ってみて下さい。
もっと人に頼るべきだった
これも僕の大きな失敗の一つです。
僕は昔から自分で何でもやりたい、自分一人で物事を進めたいタイプでした。
そのため勉強するときはいつも一人で、
わからないことやテストでつまずいた科目があっても時間をかけて必死に自分の頭の中で考え、
自分なりの解決策を導き出していました。
しかしそれによりいつまでも非効率な勉強法をしてしまっていたり、問題を解くための効果的な捉え方や考え方をなかなか見つけ出せずにいたりして、
かなりの時間を使ってしまっていました。
もちろん、自分の頭で考え自分なりに納得した答えや解決策を見つけることはとても大事なことであり、
自分で人生を切り開いていくために必要な力を育むことに繋がります。
ただし自分の頭の中だけで思い浮かぶアイデアには限度があります。
世界の法則や多彩な芸術を生み出してきたかつての天才たちも、
0から数々のアイデアを生み出したのではなく、同じ研究者や芸術家らと互いに学び切磋琢磨し、
あるいは尊敬する人々に教えを請い、色々な学びを自分の頭の中で消化し、
その結果として数多の歴史を経てなお称賛されるアイデアを生み出してきたのです。
自分の頭では考えつかなかった、あるいは思いつくまでに相当な時間がかかっていたものでも
あなたの友達や先生は既に持っているかもしれません。
他人に教えを請いアイデアを聞くことは『弱さ』ではありません。それは目標達成に向かって真剣に努力しようとする『強さ』なのです。
もちろん他人の考えがすべて正しいとは限りません。でも、それはそれでいいのです。
他人の意見を聞くことで新しいアイデアを取り入れることができ、
もしそのアイデアが間違いであったとしても、自分のアイデアを考え直すきっかけにもなります。
そして結果として思考の枠が広がり、より良いアイデアに行きつくことも出来ます。
大事なのは他人のアイデアを鵜呑みにするのではなく、他人のアイデアを取り入れたうえで、自分なりに考えを導きだすことです。考えるときにアイデアが沢山あった方がいい解決策も見つけやすいですしね。
自分の頭に浮かぶものだけで戦おうとすると必然的に視野が狭まってしまいます。
ぜひ他人のアイデアも参考にしてより良い答えを自分の中で見つけてみて下さい。
直前期の戦略の失敗
これは実際に東大の科目の話になるのですが、
直前期は不安科目に時間を割こうとして得意科目であった数学の過去問演習はほとんどしなかったり、
全部の科目で論述の添削を受けさせていただいていたのですが、自分の論述に対するフィードバックに頼ってばかりで、
過去問集の模範解答や解説からあまり学べていおらず学びの幅が狭かったり、
それまではちゃんとやっていたリスニング対策のための音読やシャドーイングが直前期にはほとんど出来ていなかったりと、さまざまな失敗がありました。
特に、得意科目で得点源だった数学を直前期にはほとんどやらなかったせいで、鈍りのせいか本番には思うように点数が取れずにとても痛い思いをしました。
上記の通り僕はかなり遅れを取っていて時間があまりなかったので仕方がなかった面もありますが、
得意科目といえど、得点源だからこそ力が落ちないようにもっとやっておくべきでした。
後悔ない受験をするために
これまで受験に失敗した原因についてお話しして来ましたが、
受験を終えてから今に至るまで、自分がやってきたことを後悔したことは一度もありません。
なぜなら常に今自分はどうすべきかを全力で考え、その時考えられる最善の行動をとってきたからです。
結局、失敗のないチャレンジはなんてありません。また最高のチャレンジとは、それが終わった後に後悔が残らないようなチャレンジではないのでしょうか。
全力でやったからこそ得られるものも大きく、次にも繋げられます。
みなさんもそれぞれの目標に向かって日々全力で突き進んでみてください。その先にきっと、結果よりも大事な、何か見えるものがあります。
応援しています。
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