こんにちは、たねです!
簿記を解いていて、「時間内に解き終わらない、、、」と感じたことはありませんか?
僕は今までに簿記3級と2級に合格してきましたが、予想問題を解く中で両方とも時間内に終わらないことで悩まされたことがあります。
しかし最終的には、本番では3級は30分以上、2級では40分以上余らせて解き終わり、
結果無事に合格することができました。
そこで今回は僕が実際にやってみて解決できた、簿記を解くスピードを速くする方法を4つ紹介していこうと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
メモを省略する
皆さんは簿記を解く際にどのようにメモを取っていますか?
仕訳を書いたり、ブロック図を書いたりと、問題を解くときに必ずと言っていいほど使っているかと思います。
膨大の量の情報を素早く正確に処理する簿記において、メモは必要不可欠です。
しかし、メモを取るのに時間がかかればかかるほど、問題を解ける時間も減っていきます。
またいくら丁寧にメモを取ったとしても、点数になることはありません。
そのため、メモは必要最低限に抑えるべきです。
そのためにできることはいくつかあります。
勘定科目や値段の記入の省略
メモは自分が読めればそれだけで十分役割を果たしています。
勘定科目の名前も全部書く必要はありません。
例えば「現金」だったら「現」、「支払手数料」であれば「支手」、「貸倒引当金繰入」だったら「貸繰」と省略して書くことも出来ます。
またCBTの試験で受ける予定ならば、予め勘定科目の選択肢が与えられるため、
そもそも勘定科目の名前もちゃんと細かいところまで覚えなくても大丈夫です。
値段も省略することが可能です。
諸口が生じる仕訳に関しては難しいですが、一対一の勘定科目の仕訳であれば、
借方に値段を書いたら、貸方には「〃」と書いておくことで省略出来ます。
この方が値段の移し間違えによるミスも減りますし一石二鳥です。
そもそも仕訳せずに解けるものは書かない
主に残高試算表などの問題で使えるものですが、
例えば決算整理前残高試算表をもとに決算整理後残高試算表を作成する問題で、
『売掛金10,000円の2%の貸倒引当金を設定する。なお貸倒引当金の決算整理前残高は50円であり差額補充法により計算する。』
という問題があったとします。
この場合、一つ一つ丁寧に計算し、わざわざ紙に仕訳のメモも書くとすると、
まず必要な貸倒引当金は『10,000円×2%=200円』と求められ、
更に引当金の残高を引いて『200円 – 50円=150円』と求まり、
『(貸倒引当金繰入)150 (貸倒引当金)150 』とメモした後で
決算整理後残高試算表に記入していきます。
しかしこの問題のゴールは「決算整理後残高試算表を作成すること」なので、
決算整理後残高試算表に最終的な正しい数値が記入できていればいいのです。
そのためこの問題の場合、最短で解くとすると、
電卓に『10,000×2% =』で『200』を出し、そこにそのまま『‐ 50』を入力すれば電卓に表示される数値は『150』となるため、
この値をそのまま決算整理後残高試算表に記入するだけで良いということになります。
今回は貸倒引当金の差額補充法で紹介しましたが、
仕訳をわざわざ書かなくても電卓のみで求めたり、あるいは片側の勘定科目だけ値段をメモしておく等をして
解ける問題は他にも沢山あります。
このテクニックは、自分自身で問題演習をする中でどういう問題なら仕訳を書かずに解くことが出来るのかを見つけ、
実践していくことで本番でも使えるようになると思います。
ぜひ仕分けを書かなくてもできる問題は書かないで解くようにしましょう。
いちいち答案に記入する
貸借対照表や損益計算書をはじめとした、表に記入して答える問題すべてに関するものですが、
仕訳に関する小問題(よく「1.~」「2.~」と書いてあるもの)を全部解いてから、表に記入していませんか?
もしそうやって解いているのなら今すぐ変えるべきです。
そのやり方だと、全部の仕訳を解いてからまた最初に戻って表に記入するため、
往復する時間がかかり、記入漏れなどのミスも起こりやすくなってしまいます。
そこでおすすめなのが、『1つの小問題を解いたら、その都度表に記入する』というやり方です。
これをすることで解いた仕訳をその場で処理しきることが出来るため
頭に余計な情報が残らず次の問題に取り組みやすくなり、
また記入漏れなどのミスも起きづらく、往復する時間もかからないためより早く正確に解くことが出来ます。
またこの解き方なら一つ上で書いたような、仕訳を書かずに解くやり方をしても問題ないため、とても効果的です。
「でも、また同じ勘定科目が出てこないかな?」と心配になる方もいるかもしれませんが、
その時はまたその都度表に記入してあった数値から修正しましょう。
同じ勘定科目であっても、それらをまとめて計算するより1個1個計算していった方がミスも減りより正確な計算が出来ます。
そのためやはり仕訳をしたらその都度表に記入し、既に記入してあるものに関しては、またその都度その価額から修正するのが良いでしょう。
よく間違えるポイントをメモしておく
問題演習の中で自分がよく間違えてしまうポイントを付箋等にメモしてまとめておき
問題を解く前にそれを見るようにすることも、解くスピードを速めるために効果的です。
1つミスをしてしまうとその分点数も下がり、修正するにしても時間がかかってしまいます。
そのため、自分がやりがちなミスをまとめておいて把握しておくことで、
ミスが減り点数アップにつながるとともに、解くスピードも速まるため一石二鳥です。
ぜひ試してみて下さい。
問題演習を重ねる
簿記の問題は、大門ごとにある程度出題される分野が決まっています。
そのため何度も予想問題を解いて問題演習を繰り返し、解説等も読んで復習していくことで、
徐々に問題形式や頻出問題に慣れていくため、解くスピードもだんだん速まっていきます。
時間内に間に合わないという方は、もしかしたらまだ演習量が足りていないのかもしれません。
また苦手分野がある場合は徹底的に復習したりテキストを読み直すなどして克服しましょう。
違う予想問題を解いていくのも良いですし、一度解いた問題を何回か解くのでも効果があります。
どのような形でもいいので、たくさん問題演習をして問題形式や頻出する問題に慣れていきましょう!
沢山問題演習がしたいという方におすすめなのが、『すっきりうかる予想問題集』です。
この問題集は何と言っても予想問題の量とコスパで、
筆記試験型で9回分、ネット試験型で5回分の合計14回分の予想問題を解くことができ、
さらにそれが簿記3級なら1,000円(税抜)、簿記2級なら1,400円(税抜)で買うことが出来ます。
もしまだ予想問題集を買っていない方がいたらぜひ検討してみて下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は実際に僕がやってみて簿記の解くスピードが速くなった方法を4つ紹介してきました。
今はまだ時間内に終わらなくても、これらを日々の問題演習に取り入れて繰り返していけば
きっと時間内に終わらせられるようになると思います。
ぜひ参考にしてみて下さい!
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